電動車椅子のバッテリーや速度、重量や故障についてなど、安全性と危険性の観点からメリット、デメリットをご説明します。


電動車椅子の安全性と危険性

ここでは、電動車椅子のバッテリーや速度、重量や故障についてなど、安全性、危険性の観点からメリット、
デメリットをご紹介します。

電動車椅子のメリット、デメリット

電動車椅子の安全性について

電動車椅子のメリット

バッテリーでの走行

通常の車椅子と違い、充電をすれば自動で走るという点が大きく違います。
手動の車椅子の場合は、手で車輪を回して操作するため非常に疲れますし、少しの段差や坂でも
かなりの力を使用して前進しなければならなかった事が、バッテリーを充電すれば自動で動いてくれるので
とても楽に移動できるようになります。

また、レバーやハンドルを操作するだけで自動で進むため、
必ずしも家族や友人等の介助者が必要では無くなり、自分以外の人にもメリットがある状態となります。

ロック機能

電動車椅子の多くはロック機構といわれる機能がついており、操作をしないニュートラルな時には電動車椅子が自ら進まないようにタイヤにロックがかかっており、坂道等では勝手に進まないように作られています。
通常の車椅子と比較して大変安全です。


電動車椅子のデメリット

便利で楽なイメージの電動車椅子ですが、細かなルールがあったり、法律で決められている事柄もあります。
大きなメリットはもちろん有りますが、デメリットについても知っておかなければなりません。

電動車椅子の高さとスピード

電動車椅子に乗ると、立っている時よりも見える範囲が狭まり、周囲からも見えづらいと言われています。
そのため車の陰や見通しの悪いところから出るときは、必ず一旦停止して安全確認が必要です。

また、スピードは時速6キロ以下と決められているため、信号や踏切などでは余裕を持った行動も大切です。

バッテリーの充電と重量

電気(電池)の力で走るため、バッテリーの充電が必要です。
長距離の移動に向かない事や、旅先での利用の場合には電動車椅子の重さが問題となってきます。

◇バッテリー充電に関して
メーカーによって多少の差異はあるものの、充電時間は大体3~4時間前後でフル充電可能
(おおよそ10Km前後の走行が可能)なケースが多いようです。
バッテリーは消耗品ですので、1~3年程度で交換をしなければなりません。
また、走行中にバッテリー切れとなりますと、停止してしまい、一人ではどうする事もできない状態に
陥ってしまいます。
日頃からバッテリー充電には注意し、もし外出中に充電が切れてしまった場合には、周りに助けを
求めなければなりません。

◇重量に関して
こちらもメーカーや材質によって変わりますが、ハンドルタイプの重い物であれば100Kg程度はあるので、
自動車に入れる等はかなり厳しい事になります。
また横倒しになってしまった場合や、壊れてしまった場合等には、持ち上げる事はもちろんの事、移動を
させるのも一苦労と言う事になります。
一方「ジョイスティックタイプ」の場合はだいたい30kg程度です。
多くは折りたたむことができるので持ち運びも可能です。

故障について

雨

雨や雪の日の走行は避けた方が良いでしょう。
電動車椅子は精密機械ですので水に弱く、故障を招く事になります。
雨でなくとも、何らかのアクシデントで水がかからない様に注意することや、メンテナンスも必要です。


電動車椅子の危険性について

便利で全国的にもよく見かけるようになった電動車椅子ですが、危険な事故が増えているのも問題になっています。
初めは広くて安全な場所で練習し、初めて道路に出る時は介助者に同行してもらい交通ルールや安全な道を確認した方が良いでしょう。
例えば、道交法では車道を走ることが認められていないにもかかわらず、実際には車道を走ってしまうお年寄りも多く、 車やバイク、自転車との衝突事故が多発しているのも現状です。


踏切内での事故

踏切

踏切内で「バッテリー切れ」や「車輪が溝にはまって」身動きがとれなくなってしまった事例が起きています。 踏切でのトラブルは重大事故になる可能性が高く、できるだけ介助者に同行してもらうことが望ましいでしょう。 横断する場合は、車輪の向きを溝に直行する角度で進むように注意して渡ってください。

転倒・転落事故

電動車椅子での段差

川や側溝・用水路・水田などへの転落、下り坂走行中の急ハンドルや乗り上げによる横転、段差での転倒などが報告されています。
曲がる時、内側の後輪は前輪よりも内側を通るので、この「内輪差」を意識して曲がらないと大変危険です。
また傾斜のある道の通行にも注意が必要です。
通行できる傾斜角度については取扱説明書で確認しましょう。電動車椅子は動力が電気であるため、どんな段差や凹凸があっても構わず進んでしまいます。
わずかな段差や大きな石に乗り上げてしまったり、バックでスロープを上がった際、後方にバランスを崩してしまった例もあります。

その他の事故

電動車椅子での危険性

操作を間違えて歩行者に重傷を負わせてしまった例もあり、電動車椅子の利用者が加害者になってしまうこともあります。
お店の中や歩行者の近くを通るときは、低速で、ぶつからないよう一定の距離をおいて通行しましょう。




電動車椅子 商品一覧

電動車椅子 商品一覧

電動車椅子の種類と選び方

電動車椅子の
種類と選び方

電動車椅子とは

電動車椅子とは

電動車椅子とシニアカーの違い

シニアカーとのちがい

電動車椅子での安心快適な走行のために

安心快適な
走行のために

電動車椅子の安全性と危険性

安全性と危険性

ページトップ
お買い物カゴへ メニュー

電動車椅子商品を探す

商品検索

電動車椅子電動車椅子のこと


電動車椅子その他

電動車椅子お問合せ